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2020.02.12

『東京探索060』渋谷エリア⑭ 世界的に知られた「渋谷ハチ公前交差点」

『東京探索060』渋谷エリア⑭

世界中に知られたShibuya Crossing

渋谷を概ね一通り廻ったので、ハチ公広場に戻りたいと思います。忠犬ハチ公は、ハリウッド映画「HACHI約束の犬」にもなり世界的に有名になりました。以前、渋谷で待ち合わせといえばハチ公像の前が定番でした。あまりに待ち合わせる人が多くて、携帯電話が無い時代に人々は、「ハチ公のしっぽのところ」など待ち合わせ場所を細かく指定していたようです。

そのハチ公広場の前に広がるスクランブル交差点が、今やインバウンド旅行者に人気の観光スポット、「Shibuya Crossing」となっています。信号が青になると何百人もの人々が各方向から渡りだし、クロスしながらぶつからずに通り抜けていく様が海外の方から見ると珍しく見えるのでしょう。スマホを手に、あるいは自撮り棒で動画を撮っている人もよく見かけます。CNNのサイトでも、「1回に1000人以上が横断し、世界で最も人通りの多い横断歩道と言われることも多い東京・渋谷のスクランブル交差点。10本の車線と5本の横断歩道が、東京のど真ん中のネオンで彩られたビル群の谷間で合流している」などと紹介されています。

この交差点のスクランブル化は、1973(昭和48)年、PARCOの開店などに伴って急増した歩行者交通量に対処すべく始められたそうです。よく観察すると、やはりハチ公広場を起点に、センター街方面、道玄坂方面とを行き来する交通量が多いようです。SHIBUYA109、東急百貨店本店、 BUNKAMURAへ行くのにもこのスクランブル交差点を通るのですから、交通量も増えるわけですね。

中国語のウェブサイトでは、「日本人は巧みに歩くペースを変えながらけっして衝突しない。自信のない人は他の人の後ろについて歩いた方がよい」などと紹介されています。渋谷大改造は進んでも、観光資源であるこの平面交差はなくさない方がよいのでしょうね。

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