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2017.07.10

「特定街区」~適用第一号は霞ヶ関ビル

特定街区は、昭和36年(1961年)、わが国に容積率制度が導入されたのとほぼ同時に創設された制度で、適用第一号は、日本初の超高層ビルの霞ヶ関ビルの街区です。その後も、新宿新都心の超高層ビル街はほとんどがこの制度を使って建てられました。
一定以上の幅員の道路に囲まれた街区等において、良好な環境と健全な形態を有する建築物を建築し、併せて有効な空地を確保すること等により容積率制限の緩和等を含めて都市計画決定する制度です。
競合する手法が増えたこともあり、特定街区の適用事例は次第に減っています。しかし、敷地規模要件が0.5ha以上と比較的緩いため、柔軟に適用されうる手法の一つで、全国において100超の街区で適用されています。

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