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2018.05.29

『アジア探索022~シンガポール編⑧』マリーナベイ・サンズとF1レース

『アジア探索022~シンガポール編⑧』

マリーナベイ・サンズとF1レース

マリーナベイ・サンズは、もはやシンガポールの代名詞になっています。3棟の高層棟の上部に船のような形が乗っている、あのホテルです。ご存知の方も多いでしょうが、最高部で高さ200m57階建ての高層ビルに設けられた船のような形の屋上には、巨大なスイミングプールがあります。このプールは、端に近い側の縁から水があふれ出るようにデザインされた、いわゆる「インフィニティ・プール」になっています。プール越しに見る景色としては、ガーデン・バイ・ザ・ベイ越しのオーシャンビューは絶景で、大好きな景色です。しかし、反対側の都市の景色も一見の価値はあります。

米ラスベガスに本拠を置くサンズ社が運営する本格カジノは、世界各国の旅行者を惹きつけています。シンガポールは、南部に位置するセントーサ島にもカジノがありますが、日本と同様にオープン前にはギャンブル依存症対策が検討されたようです。外国人は入場無料ですが、現地の人は8,000円ほどの入場料が必要です。

シンガポールの躍動感については、9月に開かれるF1 GPアジアシリーズの第1ラウンドであるシンガポール・グランプリ抜きには語れません。レースはサッカースタジアムの約4倍と言われる照度の中、閉鎖されたマリーナベイの公道で行われます。2014年に私は、この絵のような都会の風景と水面の素晴らしいコースを楽しむ機会がありました。このレースは2008年に始まり、雨が降らないことで有名になりました。

そもそも、シンガポールは熱帯モンスーン気候に属しているため、年中高温多湿で、10月から3月の雨季は雨が多いのですが、日中にスコールが降り、夜間は雨があまり降らないと言われています。9月は乾期なので、一層雨が降る可能性は低い、ということなのでしょう。

しかし、建国以来50年間、ナショナルデーに雨が降ったことがないと聞いて驚きました。F1やナショナルデーなどの国を挙げてのイベント時には、消雨ロケットを発射して雨雲を散らしているというまことしやかな噂もあります。

2017年、初めての雨の中でFIグランプリが行われましたが、ロケットでは消しきれないほど雨雲が厚かった、ということなのでしょうか。

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