ブログBlog

2017.11.01

『東京探索005』「大街区」周辺エリアと「赤坂インターシティAIR」

『東京探索005』「大街区」周辺エリアと「赤坂インターシティAIR

今回は港区のいわゆる「大街区」周辺エリアを紹介します。溜池交差点から南に広がり、幹線道路で囲まれた75haのエリアは、不動産ディベロッパーの間では「大街区」と呼ばれています。アークヒルズ(1986年竣工)もこのエリアに含まれています。

もともとはアメリカ大使館をはじめ欧米諸国の大使館なども多く、外国人も出入りする高級各国料理店、クラブなども集中し、華やかな外来文化が展開されている赤坂・麻布エリアの一角です。

1996年に六本木・虎ノ門地区(大街区)市街地総合再生計画素案を港区が策定したことから注目されていましたが、都市再生緊急整備地域、国際戦略総合特別区域「アジアヘッドクォーター特区」に指定され、開発の気運が高まっています。今後もホテルオークラの建替え、虎ノ門・麻布台地区の高さ330メートル超の高層オフィスを含む再開発など、大型の都市開発が目白押しです。

そんなエリアの一角に、「赤坂インターシティAIR」が929日に開業しました。組合施行の、赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業の施設建築物として完成したもので、延床面積175,300㎡(容積率900%)、高さ205メートル(37階建て)、基準階貸床面積約2,588平米(約783坪)の威容を誇り、溜池山王駅と直結したオフィス、住宅、商業施設の複合開発街区がまたひとつ誕生しました。

最大の特徴は、都心地区を横断する「大緑道」と一体となった「環境型の再開発」であることです。溜池山王駅から環状2号線まで続く約850mの「赤坂・虎ノ門大緑道構想」の西側の起点を担う役割を持っており、この緑道構想と呼応して、桜並木、水景、敷地内の起伏のある散策路などが、これらに面する離れ形式のカフェ・レストランとともに、これまでの都心超高層オフィスとは一味違った、四季の変化を感じられる奥行きのあるオアシスを創出しています。

PAGE TOP