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2020.02.04

『東京探索059』渋谷エリア⑬ 忽然と現れたMIYASHITA PARK

『東京探索059』渋谷エリア⑬

忽然と現れたMIYASHITA PARK

JR山手線沿いの渋谷駅と原宿駅の中間に位置する宮下公園は、1964年の東京オリンピック開催に向けて渋谷川が暗渠化された頃、人工地盤上に整備された東京初の「空中公園」で、下部には公共駐車場が設置されていました。

今、その宮下公園が、東京オリンピック・パラリンピック2020を前にMIYASHITA PARKとして生まれ変わります。立体都市計画制度を用いて、これまで「児童公園」だった都市計画公園が「特殊公園」に変更され、都市計画駐車場は地下に再整備されるとともに、商業施設、ホテルも併設されます。

南北2つの街区にまたがる長さ330mの巨大な建物となり、1階から3階は商業施設に、4階レベルに約1000㎡の芝生広場などの多機能空間が広がります。以前からあったスケート場、ボルダリングウォールは残るほか、フットサル場も拡充されて、サンドコート仕様の多目的運動場となり、災害発生時は、帰宅困難者の一時避難場所にもなるそうです。

渋谷区と三井不動産による渋谷区内初のPPP(官民連携)事業で、完成後は、「三井不動産と西武造園で構成する宮下公園パートナーズ」が指定管理者となって運営するとのことで、イベントなど民間の企業による活性化が期待されます。

20204月に竣工、同年6月にオープンする計画で、渋谷FUKURASの屋上から見ても、忽然と姿を現したMIYASHITA PARKは、ひときわ目を引く存在感を示すことでしょう。

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