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2018.01.30

『アジア探索012~ハノイ編④』ハノイの「ビアホイジャンクション」

『アジア探索012~ハノイ編④』

ハノイの「ビアホイジャンクション」

夜は、ビアホイと呼ばれるビアホールが人気のようで、長いテーブルがずらりと平行に並んだそっけないスペースですが、グループでジョッキを片手にひたすらおしゃべりを楽しんでいる様子です。

ホァンキェム湖の北に、オールドクォーターと呼ばれる一角があり、狭い道路の一定の区間ごとに同じ商品を扱うお店が連なっています。例えば、美術品を扱う店はこの通り、カバンを扱う店はあの通り、という具合です。そのはずれに、ローカルビールを安く売る問屋があり、そこで立ち呑みしている人が増えたそうです。そして、その近くの交差点にローカルビールとフライドチキンなどを安く提供する店が増え、これが西洋人の駐在者などに人気を博し、今ではビアホイジャンクションとして口コミで有名になりました。今では、西洋人に混じってアジア系の旅行者、ベトナム人も混じって「お風呂イス」に座って仲間同士で楽しみ、時には友達の輪が広がっているようです。

旅行に行っても、日本人や中国人は仲間同士だけでしゃべって、写真を撮って帰ってしまうようですが、西洋人は現地人や他の旅行者達と話すのが特に好きなようですね。

ハノイでは、お昼どきにレストランに行っても、話しながら食事を楽しんでいるベトナム人グループが多く、仕事は比較的勤勉にこなしながら、生活はしっかりと楽しむ、という人が多いようです。会議に少し遅れて来た人がいても、道が混んでいた、と言えばそれは仕方ないね、と笑って許されるような、おおらかな国民性のようです。

こうしてみると、日本人は本当に時間にきちんとしているのだな、と感心した一方、ベトナム人のスローライフも悪くないかな、と思ったりしました。

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