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2017.08.22

『東京探索004』日本初の鉄道駅~新橋(汐留)

『東京探索004

今回は、鉄道駅について探索したいと思います。

1872年に東京ではもちろん、日本でも初の鉄道が新橋駅〜横浜駅間で開業しました。その時の新橋駅は、現在の汐留の位置にありました。もともと汐留は、江戸時代に作られた埋立地で、会津藩松平肥後守などの中屋敷などがありました。駅を作るとなると広大な敷地が必要なので、政府がこれらの武家屋敷を接収したのです。

現在の新橋駅は、1914年に東京駅が完成して東海道本線の起点が新橋駅から東京駅に移転した際、それまでの烏森駅を新橋駅と改称して今に至ったものです。そして、汐留には貨物駅が整備され、戦後復興期から高度成長期のわが国の物流を支えました。さらにその後、貨物駅としての重要な役目も終えて、「汐留シオサイト」へと変わっていきます。

1872年の鉄道開通以来、東京の鉄道網は着実に利便性を向上させ続けています。これについては、またの機会に取り上げたいと思います。

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